恋愛クリニック部【修正中】
「え〜?!」
もちろん、部長の奇声の後に響く声は2年生の批判の声だった。
部長の思い立ったら即行動な命令を受けた部員たちは各自、しぶしぶ活動を始めた。
綺麗な美鈴はネクタイの色を変え、1年の校舎にいった。
インテリメガネの山田は部室に残った。
可愛い男、中井はパソコンをいじる。
そしてマッチョ青木と部長は放送室にいった。
━ここは1年の校舎
長い長い廊下を一人の美人が長くフワフワした髪を揺らしながら、スキップをしていた。
「ん〜…やっぱり、1年の校舎っていいなぁ!なんていうか…新鮮?あぁ〜若返る!」
なんて独り言を呟いていた。
そんな時、一人の女生徒が廊下を走り、トイレに駆け込むのが見えた。
心なしか泣いていたような…
「おいおい…イジメか?イジメはダメだよ?イジメは…犯罪なわけよ…。」
と勝手に涙の理由をイジメだと考えていた美鈴だが、教室の前で心配そうに彼女の後ろ姿を見送る少年に気付いた。