恋愛クリニック部【修正中】
ひとしきり泣き、トイレから出た。
すると、1人の女の人が手を洗っていた。その指は細くて長くて綺麗だった。
彼女と鏡越しに目が合う。
「うわぁ〜……綺麗な子」
……………………。
…あれ?もしかして今……私、声にでてた?
いやいや、声にでてたけど、うん。小さかったし、聞こえてないよね。
…多分。
でもいきなり、顔も知らない奴から『綺麗』とか言われたら驚くだろうな。
恐る恐る女の子を見てみると、女の子は顔を真っ赤にしてこちらを見ていた。
……聞こえてるじゃーん
(´・ω・`)。
「あ…ありがとう。」
(´・Д・`)ズッキューン
…か、可愛い……。
眩しいよ。輝いてるよ、笑顔が。
こんなに綺麗な子が顔を真っ赤にしていたら、人類みなキューンだよ。
美人っていいよなぁ。
得してるよね。
「ねぇ?」
「んぁ?!
なっ、なんですか?!妬んでませんよ?全く妬んでません!……ただちょっと羨ましかっただけで」
いきなり女の子に話しかけられて敬語になってしまった。
あ〜。同い年なのに、かなり緊張してるなぁ。