恋愛クリニック部【修正中】
「ですよねぇ?みなさんと同じ考えで部長は大変嬉しいです。


…くすん。」

「部長、何泣いてんすか!?」


一致団結できたことに部長は感極まって泣き出してしまう。

その部長よりも背の低い中井が頭を撫でて慰めていた。




「とりあえず、お互いの気持ちを知るキッカケだけ作ってやったら、簡単にくっつくのではないだろうか。」

山田がインテリメガネを光らせ、いかにも勉強ができますよ風に言い出した。






「それなら簡単じゃない。」

美鈴が楽しそうに笑いながら、みんなを近づけ小声で話した。



「普段から意識しちゃってうまく話せないんだよ?でも、ついつい構ってしまうぐらいお互い好きなわけよ…。」

「ふむふむ。」

男3人は美鈴の言葉に納得し言葉の続きを待った。




「そんな時に、もしライバルが現れたら?」


「!?」


4人は声を揃えて言った。



「焦って自分の気持ちを伝える!」



「その通り!でもねぇ…」


ここで話が終わったかと思いきや、美鈴が口を開いた。
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