恋愛クリニック部【修正中】
「さっきも言った通り、少年はネガティブだからさ。
できれば…少年から告白して、少しでいいから自信つけてポジティブになってほしいって思うんだよね。」
少し淋しげな表情で美鈴は独り言のように言うのだった。
そして、部員たちも美鈴の言う通りにしてやりたいと心から思った。
「よしっ!僕たちで朋ちゃんの恋を実らせよう!
恋愛〜クリニック部〜!!!!!!
ファイ…」
「おぉぉぉぉおおおおおーーー!!!!!」
こうして士気を高めた部員たちは一言も発さず静かに立ち上がり、そそくさと静かに寮へと帰ったのだった。
それは4人が体育会系も真っ青の雄叫びをあげた羞恥心からきたものだった。
次の日。
「いつもケンカしてるんだし、お化粧してかわいくなったら、また宮城がちょっかい出して絶対ケンカするはず。」
という美鈴の予想が当たり、二人はケンカした。
それから朋が部室まで来るという…怖いくらいに計画通りで、部員たちはワクワクしていた。
朋が泣きながら部長といることを、以前相談に乗ってやった男子バスケ部の2年にチクッたのは中井だった。