恋愛クリニック部【修正中】
中学生の頃、私は外見がよかったため、友達ができなかった。
男にチヤホヤされ、女には無視されていた。
人気のないところに呼び出されて殴られることも多々あった。
私はやっぱり独りぼっちだった。
クラスの誰とも会話をせずに、知らない人に叩かれることにももう慣れた。
それが中2の冬だった。
その日も入ったことのない教室で知らない女に囲まれ殴られていた。
「ったく!ちょっと可愛いからっていい気になるんじゃねぇーよ!」
かわいい?そんなこと知ってる。
いい気になってる?何言ってんの?
私がいついい気になった?
いつも人形のようにあんたたちみたいな奴らに殴られてきたんだ。
それでいい気になってる?
「…ふふ」
おかしい。
絶対におかしい。
この学校は変だ
「ははは…」
自然に笑いがこみ上げてきた。
気付けば目の前にいた女たちは消えていた。
私が気持ち悪かったのだろう。
そのまま鞄を持ち、誰もいない教室から出ていった。