恋愛クリニック部【修正中】

「えっと…そんなこと言われたら話にくいんだけど…」


「あっ!ごめんなさい。

……えっと…それで…何ざましょう?」



うへっ!緊張しすぎて変な言葉使いになっちゃった!


「あの…どうして泣いていたの?」


「…………」



何ざましょう、無視かぁ!!



いや、何か言われても困るけど!!!




どうして泣いていたかって……。
私、今まで自分が泣いていたことすら忘れてたよ。



宮城とクラスメートの女の子が楽しそうに話してるのを見て、自分と話している時には見られない宮城の顔を見て、悔しくて悔しくて。


私とじゃ、ケンカするばっかりで。



素直になれない自分が嫌。


宮城を笑顔にできない自分が嫌。



そう思ったら涙が溢れてきたんだ。




ほら、今だって。
思い返せば、いつだって涙が自然と溢れ出す。




「……ぅ〜……」



初めて会った人に話してもいいのだろうか?



この気持ちを聞いてもらうことはおかしなこと?


私はしばらくの間言葉を発せずに考え込んでいた。



でも、やっぱり聞いてもらいたい。
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