恋愛クリニック部【修正中】
みんなが私に注目している。
私は息を吸い込み、一気に怒鳴った。
「私は!世界の三大美女と言われてもおかしくないくらいの美人だっ!!
何か文句あるか!?」
静まり返る教室。
口をあんぐり開けて私を見るクラスメート。
叫ぶとやっぱり気持ちいい。
そんな余韻に浸っていると女が口ごたえをしてきた。
「何…言ってんのよ?!あんたはいいわよね!
努力なんかしなくても綺麗なんだから…」
と批判の声を漏らした。
が、聞き捨てならないことを言う奴だ。
「そっちこそ、何言ってんの?!
私は努力して可愛くなった!!
言わば努力美人!!!」
全員がポカーンと口をあけているが、私は堂々胸を張っていた。
「えっ?あんた…整形?」
恐る恐る発せられる女の言葉。
だが、その言葉も聞き捨てならない。
「この若さで顔いじってねーよ!
巧みなる化粧の腕前なの!!
血もにじむ努力の結果なの!!」
中2でお化粧なんて先生にばれたら怒られる。
だけど、このナチュラルメイクにはバレない自信があった。
それほど、私の腕はプロ並みだった。