恋愛クリニック部【修正中】
そうして、いつの間にか私は学校1のメイクのスペシャリストとして崇められたのだった。
━━「そんなこんなで今の私ができたってわけよ。」
ふふんと自慢げに語る美鈴先輩。
「…そうだったんですか。だから美鈴先輩はあんなにお化粧が上手いんですね。
……って私は先輩の恋愛話を聞いてたんですよ!
独裁政治の仕方じゃないです!!!」
「あらっ?ノリツッコミもできるの?
やっぱり1年生は良いわねぇ。
ツッコミがフレッシュね♪」
目を見開いて驚く様を見ていると本気で思っているようだった。
「はぁ〜…恋愛話を聞かせて下さいよ。
賢ちゃんさんはどうなったんですか?
音沙汰なしですか?」
「賢ちゃん?
賢ちゃんとなら色々あったわ。」
「それを教えて下さいよ!」
遠い目をする先輩に笑いながら懇願したのだった。