恋愛クリニック部【修正中】


「私、賢ちゃんのことが好きなんだ」


初めて好きだと口に出した。



いつも自分の中に抑えてきたけれど、初めて声に出して賢ちゃんに伝えるみると、なんだか心にたまったモヤモヤが晴れていく気がした。



「えっ?えぇ?」


焦る賢ちゃんの顔や仕草は私の胸キュンポイントをつつきまくる。




「でも賢ちゃんには奥さんがいるから…気持ちの整理ができるまで会えない。」


そんな泣きそうな顔しないでよ。


今の私は絶対におかしい。


賢ちゃんの色んな顔が見れて嬉しいって思ってる。
泣きそうな顔見て喜んでる。






フワフワと白い大きな雪が落ちてきた。


大粒の雪はまるで小さな天使たちが踊っているように舞い降りてきた。



だけど、天使様たちごめんなさい。


私はあなたたちのように純粋じゃないんです。



好きで好きで仕方ない人に告白して諦めるだけなんて無理。


諦めて欲しければ代わりに少しでも私のことを考えて欲しい。




こんなに想ってるのに賢ちゃんだけ奥さんと仲良くしてるなんて嫌だ。



私のことが頭から離れなくなってほしい。



これは諦めるための交換条件。
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