恋愛クリニック部【修正中】
「山田先輩!!いつの間に?!」
「最初からいただろ?」
「えっ?どこに??」
「天井」
「…………。」
山田先輩は不思議さんなのだろうか…
「あ〜…朋ちゃん?
山田先輩はどこでも寝られる特技があるのよ。
で、最近のお気に入りスポットは天井らしいの」
「えっ?でも天井ってどうやって寝るんですか!?」
「それは…聞かない方がいいわ」
……かなり気になるんですけど。
「あっ!あと嘘ってなんですか?」
山田先輩は自分で淹れた紅茶をすすっている。
優雅に飲んでいるように見えて、実は湯気でメガネが曇ってちょっと面白い。
メガネが曇っていると、どんだけ知的な人でも間抜けに見える。
まさに
「ミステリー…」
「何がミステリーなんですか?
それより、さっきの話ですが美鈴が作った話なんですよ。」
「えっ?」
「昔、僕たちも同じ質問をしました。
そして同じ話を聞きました。
しかし、話の最後に本人が嘘だと言いました。
だから嘘です。」
なんで小学生が書きそうな作文みたいな話し方なんだろう…
「ふふっ。そうよ。
全部嘘よ。朋ちゃんの反応が可愛くてからかっちゃった。」