恋愛クリニック部【修正中】
「…うっぐ……ひっく…………うぇ…うぇ……ぶぇ…………ズボボボ…」
「!?
ちょっ?!美鈴何泣いてんの!」
「年の差っていうのは…ひっく…意外に辛いんだ…
……ひっく……年の差……
年の差カップル万歳!!」
もはや、この部室でまともに話せるのは女顔の中井しかいなかった。
「あら?アナタわかってくださる?
そうなのよ!この恋は切ないものなの……。
ついでに言うと、なんと!
種類も違うんです!!」
「……………。」
種類?
人種のことか?
相手は外国人の子供か?
相談者から発せられた“種類”の意味が分からず、その辺りについて詳しく聞いてみると、衝撃の事実がわかった。
「しゅ…種類ですか?」
「そうです!
種類ですよ!
相手の子はポメラニアンなんです!
うちの子…ダックスフンドじゃないですか。
犬ってそういうの気にならないのかしら?」
「イヌ?!?!犬の話だったんですか?!」
「…なんですか?
他に何の話があるんですか!」
「…犬………………。」
この時、中井は初めて“地球なんて滅べばいいのに”と思ったとか、思わなかったとか…。