【短】とまどいの放課後 -英語の先生編-




あぁ-…もう…我慢できねぇ……




俺は栗沢の手を掴み、教室に引っ張り、教室のドアを閉めた。



そして、栗沢を抱き締めた。




「せ…せんせ……」


「お前なぁ……かわいすぎ!」



力一杯、抱き締めた。



俺に彼女がいるって思っただけで大泣きするこいつが愛しかった。



「俺に彼女なんか、いないっつーの!」



栗沢がどんな表情をしているのかわからないけど、おそらく驚いた表情をしているのだろう……



いきなりこんなことする俺もバカだろ。


でも、抑えらんない。






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