大好きな人
「陽菜~♪昨日はどうだった~??」
とてもルンルンした早紀が私に尋ねて来た。
「え~…あのね?…」
昨日の出来事の一部始終を伝えると、
早紀は大きいおめめをぱちくりさせていた。
「えっ?!ホントに?!
おめでと~♪やっと陽菜の王子様が現れたんだね!」
「うん!!
早紀、ありがとね?」
「う~…」
えっ?!
気付いたら早紀が泣いていた。
「どうしたの?!お腹いたい?!」
「ちがうっ!
陽菜がぁ~~…」
わたしっ?!