大好きな人
あの後早紀が私に見方してくれて、
りこに何か言っていた。
けれど、はっきり言われたことがショックで…
ただ純粋に、晃が好きなのに
晃おバカにされたみたいで何も言えなかった。
「あんなの気にすることないって!
りこ、可愛い子だと思ってたのに…
性格わるすぎだよ!!
いくら自分も好きだからってさぁ?!
…ひどずぎ!!」
イライラしているのか、
早紀のさらさらヘアーを指でくるくるして、
りこの方を睨んでいた。
「もういいよ…」
でもこのままだったら
どん底まで落ちそう…
「よくないよ!!
こうなったら、高谷君にも相談するべし!!」
早紀は、いきなり立ち上がって、
体を晃の方に向け歩き出した。
「早紀~!今日の帰り言うからいいよ~…」
腕を引っ張って、
説得すること3分。
「わかった…ちゃんと言うんだよ?」
「うん!」