大好きな人
まあ…。合ってるといえば合ってます…
でも早紀にもまだ言えない!
その後はテレビの話とかで盛り上がって、
気付けば教室まで来ていた。
教室に入るのに躊躇する。
だって、晃とは昨日の今日だし?
どんな顔していいの?!
「なぁ…」
いきなり上から声が降ってきた。
ビックリして、くるんと後ろを向いた。
「へ?」
「いつまで立ってんの?
俺、教室入れない。」
ドアによしかかって、私を見つめる人がいた。
それは…
私の大好きな人。
「あ…晃。おはよ?」
「うん。」
挨拶に『うん』ってなによ…