キミノタメノアイノウタ
“侑隆…俺っ…どうしたらいいんだよっ…!!”
……あの日から俺は一歩も前に進めていない。
“俺が今、何を言ったって気休めにしかならないだろ?”
……残酷なくらい、時間だけが過ぎていく。
“灯吾、自分で決めろ”
……ずっと考えているんだ。
“俺に何を決めろって言うんだよ!!”
……もしも。
“お前が本当に望むならどんな道だって進める”
……あの日に戻れるのならば。
“人前で歌えない歌手なんてどうしたらいいんだよ…!!”
……俺は今度はどんな選択をするのだろうか。