繋いだ手を離さない
「お兄ちゃん…なの?」


真弥は頷いた


「今から話すことは瑠衣が傷つくこと。聞きたい?」


「全てを話して」


瑠衣はギュッと手を握った


隣の怜哉はそっと瑠衣の肩を抱きしめた

「瑠衣…両親を死に追いやったのは……西條グループなんだ」
< 112 / 253 >

この作品をシェア

pagetop