繋いだ手を離さない
怜哉は指に瑠衣の髪を絡ませ見つめる


瑠衣は怜哉の切れ長の黒い瞳に吸い込まれそうになっていた

怜哉は反対側の手を瑠衣の背中に回して少し力を入れた


そして顔を傾けて瑠衣の頬に唇をそっとあてる


一瞬、瑠衣がピクッとしたが逃げなかった


体を少し離して瑠衣を見つめた

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