繋いだ手を離さない
千明はニコニコしながら瑠衣の手を引いて部屋を出ようと歩き始めた


真弥は額に手を置いて


「千明、多分無理だ。だが…瑠衣を頼む、あっちの携帯持ってろ」


「りょうかーい」


2人とは対照的に瑠衣は戸惑っていた


「お兄ちゃん…」


「瑠衣、大丈夫だよ」


真弥は微笑んだ
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