繋いだ手を離さない
千明は一回目を閉じてゆっくり瑠衣を見つめた


「瑠衣ちゃん、全て私と真弥に任せて」

「でも…」


「瑠衣ちゃんには出来ない。血は繋がってなかったけど家族として暮らしていたんだから」


「後、怜哉が許さないし、怒らせたら大変な事になるから」

「大変な事って?」
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