繋いだ手を離さない
扉の向こうでバタバタと音がしてガチャと鍵が開いた


扉が開くとそこには

怜哉がいた


「し…社長…」


千明は唖然として見つめた


いつも冷酷、無表情の社長が少し髪が乱れ焦った表情で立っていて


その後ろでクスクス笑っている真弥がいた
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