繋いだ手を離さない
玄関を開けるとスーツを着ていつものように笑顔の俺の秘書、武藤真弥が立っていた


「おはようございます……怜哉様?」


俺と大学が同じだった悪友、爽やかな笑顔でイケメンと言われ女性達の注目の的のコイツ


俺を理解してくれる唯一信頼できる男


このイケメンが眉間にシワを寄せている

久しぶりに見た表情に口先が上がる俺


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