繋いだ手を離さない
ー…怜哉が社長に呼ばれて帰って来た


当然、部屋には俺しかいない


怒鳴られ殴られる覚悟でいた


茫然と立ち尽くす怜哉


初めて見た姿


怜哉にとってそんなにも愛しい人になっているんだと気づいた


椅子に座らせ千明の所にいると説明したら、いつもの表情に戻り始めて安心した

兄貴としては複雑だな
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