繋いだ手を離さない
真弥はソファーに座っていた瑠衣を見てわかってしまった


兄として複雑な気持ちだったが少し嬉しかった


これで瑠衣は幸せになれるんだと


「今、下に千明が車を用意しているので瑠衣、着替えて来なさい。秘書として連れていくから」


瑠衣は目を丸くして真弥を見つめた


「ありがと」


瑠衣は真弥に微笑んだ
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