繋いだ手を離さない
夜が明けた


目を開けると目の前に愛しい人が眠っている


泣いてはいけない
いつも通りに過ごさなければ


瑠衣は涙をこらえてそっと怜哉の頬に口づけをした


そしてまた目を閉じる


いつものように寝ている フリをした


少しして隣から気配が消えて扉が動いた
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