繋いだ手を離さない
玄関で真弥が怜哉を待っていたとき
瑠衣に話しをした


「瑠衣、怜哉を会社に送ったらすぐに戻る。紅聖の車が来たらすぐに出るから支度して待ってて」


「うん、わかった」

怜哉がスーツに着替えて玄関に来た


「行ってきます。今日は気をつけて」


怜哉は頭を撫でて真弥と出て行った


その後ろ姿を見て瑠衣は小さな声で


ごめんなさいと囁いた
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