繋いだ手を離さない
「詳しいことはなしてくれる?」


紅聖は瑠衣の頭を撫でながら見つめた


「少し前からおかしいなとは思ってて…調べたら…」


瑠衣は泣きそうになりながら話しを続けた


「私、産みたいです。でも怜哉に迷惑かけてしまう…だって社長だし…それなりの人と結婚…する…だろう…し」


「もうすぐ真弥来るから泣き止んで。バレちゃうよ」
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