繋いだ手を離さない
『出だしはしない。瑠衣を返してくれないのか!!』


社長は席を立ち、目の前のソファーに座り殴りかかりそうな勢いで叫んだ


真弥が片手で俺をかばった


「西條社長、落ち着いて下さい。監禁しようとは思っていません。本人が帰りたいと言えば直ぐ従いますよ」


冷静に話す真弥を見て社長も落ち着いてきた
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