繋いだ手を離さない
怜哉は急いでドアを開けた


思っていたより時間が経っていたからだ

「瑠衣?」


瑠衣は寝室には居なく怜哉のパソコンの前で気持ちよさそうに眠っていた


机の上の書類を見ると全て瑠衣が打ち込んで終わっていた


「怜哉様、私は一旦会社に戻ります」


「わかった。あの事は頼む」


真弥はニヤッと笑いながら一礼し部屋を出ていった
< 71 / 253 >

この作品をシェア

pagetop