繋いだ手を離さない
怜哉はぐっすり寝ている瑠衣を上から見つめた


長い黒髪が広がっていた


怜哉はゆっくり手を伸ばしてその黒髪を撫でた


柔らかい髪が指に絡まる


自然と瑠衣の横に膝まずきその髪に顔を埋めていた…


同じシャンプーを使っているのに何故か甘い香りがして目眩がする


怜哉は溢れ出す感情を抑えられなくなってきていた
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