繋いだ手を離さない
「本当にごめん。怖がらせてしまって」

「んん、もう大丈夫だよ。顔上げて怜哉」


膝の上で横に座っている瑠衣は俯いてしまった怜哉の頬を撫でた


「…瑠衣、いつ喋れるように?」


「少し前に起きて部屋に誰もいないのに気が付いたの」


瑠衣は話し始めた
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