繋いだ手を離さない
「怖がらなくて良い名前だけ教えて」


優しく問いかけたが

『…ぅ…あぅ…』


「!!!…声が出ないのか?」


そう言うと少女は縦に首を振った


俺は…有り得ない行動をしていた


今思えば、この時あの瞳に引き込まれていたんだと思う…
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