×ヤンキー姫参上×


そこに立っていたのは

伊「・・・・一樹」


弟の一樹だった


一「なんで泣いてるの」


二度目は少し強い口調で言ってきた



そんな弟に

「泣いてなんかないよ
 カラコン外すの失敗しただけ」


そう言って笑った



そしたら

ギュッ


「ムリして笑わないで!」


そう言って抱きしめてくれた




いつもの一樹のにおいで
気がゆるんだのか一樹の胸で
泣いてしまった




「らしくないけど
 泣きたいときは思いっきり泣きな」





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