清皇学院記
「まぁ、それが玲華らしいというか」
李緒は玲華の考えに何とか賛成し、
玲華はうんうんと頷いていた。
「うん、頑張ってくるよ」
李緒の言葉で玲華は自信がついたのか
残りのお弁当のおかずをさっさと食べて
ペットボトルのお茶を飲んだ。
***
「じゃ、いってきます」
小声で李緒に敬礼を取り、
李緒もそれを返す。
「いってらっしゃい!」
お昼の休みのチャイムが鳴った直後
玲華は冷静に教室を出た。
玲華は廊下を突き進み、階段を上がり、
屋上へと向かう。
緊張と不安で手が振るえ、屋上のドアを
開けるのを少し躊躇った。玲華は呼吸を
落ち着かせ、思い切ってドアを押した。
玲華はすぐそこに蓮がいると思ってたので
目の前に蒼い空だけが広がったときは
わずかな消失感が漂った。
「あれ…いないのかなぁ」
キョロキョロと辺りを見回し、
建物の角を曲がったとき、玲華は
悲鳴を上げてしまいそうになった。
蓮はドアの方からは直接は見えない
角を曲がったところにあるベンチで
寝ていたのだ。
李緒は玲華の考えに何とか賛成し、
玲華はうんうんと頷いていた。
「うん、頑張ってくるよ」
李緒の言葉で玲華は自信がついたのか
残りのお弁当のおかずをさっさと食べて
ペットボトルのお茶を飲んだ。
***
「じゃ、いってきます」
小声で李緒に敬礼を取り、
李緒もそれを返す。
「いってらっしゃい!」
お昼の休みのチャイムが鳴った直後
玲華は冷静に教室を出た。
玲華は廊下を突き進み、階段を上がり、
屋上へと向かう。
緊張と不安で手が振るえ、屋上のドアを
開けるのを少し躊躇った。玲華は呼吸を
落ち着かせ、思い切ってドアを押した。
玲華はすぐそこに蓮がいると思ってたので
目の前に蒼い空だけが広がったときは
わずかな消失感が漂った。
「あれ…いないのかなぁ」
キョロキョロと辺りを見回し、
建物の角を曲がったとき、玲華は
悲鳴を上げてしまいそうになった。
蓮はドアの方からは直接は見えない
角を曲がったところにあるベンチで
寝ていたのだ。