秘密恋愛
「何?カワイイ顔していってくれんじゃん?」
「えーっと」
言葉が出ない。
あんなたんかきっておいて、めちゃひるむ・・・
「つーか。君邪魔。どいて」
そういったのはチャラ男でも、あたしでもなく、
知らない男の人だった。
きっちりとしたスーツで、
生徒ではない。
先生だった。
「ひゃ・・・」
誰にも聴こえない声で小さく悲鳴を上げてしまった。
「いや・・・その先生。えーっと、その」
チャラ男がさっきとは打って変わって態度が変わった。
クスっと笑ったあたしとチャラ男を見て、
先生が、
「飯塚と、誰だっけ。忘れちゃったけど君、あとで生徒指導室へGO」
あれ?なんで先生あたしの名前あったばっかりなのに
しってるんだろう。
やっぱり、自分の担任のクラスの人の名前は全部覚えておくのかな?
でも、チャラ男の名前は知らなかったみたいだし。
そんなことを考えていられるのもつかの間。
ま、どうでもいいかな。
授業中でもチャラ男に睨まれながらの授業。
緊張する。
でも、先生。かっこよかったなぁ・・・
顔赤くなかったかな・・・
いや、でも先生だし。うん。


< 3 / 8 >

この作品をシェア

pagetop