ブラックピース
3話:悲劇を超える悲劇
「……これからどうしよう」
僕はのろのろと歩く。このまま予定通りにお父様の部屋に行こうか。それとも、犯人を捜そうか・・・・・・。
数分迷った挙句、僕は前者を選んだ。
(1人より2人の方が安全だしね)
そう決めたはいいが、暗くてここがどこなのか、全く持って検討がつかない。
それに、廊下は使用人達の血でぬめぬめしていて、非常に危ないし、コケて血まみれになるのはごめんだ。
でも電気をつけてしまったら、使用人達の死体が丸見えになり、また僕は耐え切れなくなって泣いてしまうだろう。
そんな理由で、電気をつけるのは少々躊躇ったが、そうも言ってられない。
僕は手探りで壁を触って、ついにスイッチを見つけた。
しかしいくらスイッチを押しても、一向に電気はつかない。
(どうなっているんだ・・・・・・??もしかして、大元のブレーカーが落ちている・・・・・・??)
僕は軽く舌打ちすると、懐中電灯のスイッチを乱暴に入れる。
足元を照らすことしか出来ないが、少なくとも死体に躓かない為につけておいた方がいいだろう。
先ずは、ここがどこなのかが知りたい。ここがどこなのか示すモノはないのか・・・・・・。
僕は周囲を懐中電灯で照らす。
「あ」
見つけた。
ここがどこなのか、示すモノを――――――――――――。
僕はのろのろと歩く。このまま予定通りにお父様の部屋に行こうか。それとも、犯人を捜そうか・・・・・・。
数分迷った挙句、僕は前者を選んだ。
(1人より2人の方が安全だしね)
そう決めたはいいが、暗くてここがどこなのか、全く持って検討がつかない。
それに、廊下は使用人達の血でぬめぬめしていて、非常に危ないし、コケて血まみれになるのはごめんだ。
でも電気をつけてしまったら、使用人達の死体が丸見えになり、また僕は耐え切れなくなって泣いてしまうだろう。
そんな理由で、電気をつけるのは少々躊躇ったが、そうも言ってられない。
僕は手探りで壁を触って、ついにスイッチを見つけた。
しかしいくらスイッチを押しても、一向に電気はつかない。
(どうなっているんだ・・・・・・??もしかして、大元のブレーカーが落ちている・・・・・・??)
僕は軽く舌打ちすると、懐中電灯のスイッチを乱暴に入れる。
足元を照らすことしか出来ないが、少なくとも死体に躓かない為につけておいた方がいいだろう。
先ずは、ここがどこなのかが知りたい。ここがどこなのか示すモノはないのか・・・・・・。
僕は周囲を懐中電灯で照らす。
「あ」
見つけた。
ここがどこなのか、示すモノを――――――――――――。