ブラックピース
2話:悲劇の幕開け
パン!!パン!!パァァアアアン……!!
「うわっ……な、何!?」
つい先程まで夢の中で悠々と空を飛んでいた僕にとって、その音はとても衝撃的で、あっという間に目が覚めた。
慌てて僕はベッドから起き上がる。急に起き上がったから少し胸が苦しい。心臓もバクバク言っている。
(……今のは、何の音だろう??)
僕は寝起きでまだハッキリしない脳を、必死に働かせて考える。聞き慣れない音ということは、確かだ。
……ボーン ボーン ボーン……
寝室の振り子時が鳴る。見てみると、針は0のところを指していた。
時計を見た直後、僕の脳裏に誰かの声が響いた。
"じゃあ、深夜零時で……"
(あ!!プレゼント!!)
僕は玄関ホールでのお父様との会話を思い出す。
****************
「ねぇお父様!! ……例のモノは??」
「例のモノ?? ……ああ!! あれか」
「……流石にここでは渡せないから、夜、私の部屋へ来てくれ。 その時に渡すよ」
「今も夜だけど……」
「おっと!! 忘れてた。 じゃあ、深夜零時で……」
「えっ!! 後四時間も待つの?!」
****************
「約束したんだった!!」
僕は急いでベッドから飛び出すと、懐中電灯片手に寝室を出た。
……この後、僕にとんでもない運命が待ってるとも知らずに……。
「うわっ……な、何!?」
つい先程まで夢の中で悠々と空を飛んでいた僕にとって、その音はとても衝撃的で、あっという間に目が覚めた。
慌てて僕はベッドから起き上がる。急に起き上がったから少し胸が苦しい。心臓もバクバク言っている。
(……今のは、何の音だろう??)
僕は寝起きでまだハッキリしない脳を、必死に働かせて考える。聞き慣れない音ということは、確かだ。
……ボーン ボーン ボーン……
寝室の振り子時が鳴る。見てみると、針は0のところを指していた。
時計を見た直後、僕の脳裏に誰かの声が響いた。
"じゃあ、深夜零時で……"
(あ!!プレゼント!!)
僕は玄関ホールでのお父様との会話を思い出す。
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「ねぇお父様!! ……例のモノは??」
「例のモノ?? ……ああ!! あれか」
「……流石にここでは渡せないから、夜、私の部屋へ来てくれ。 その時に渡すよ」
「今も夜だけど……」
「おっと!! 忘れてた。 じゃあ、深夜零時で……」
「えっ!! 後四時間も待つの?!」
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「約束したんだった!!」
僕は急いでベッドから飛び出すと、懐中電灯片手に寝室を出た。
……この後、僕にとんでもない運命が待ってるとも知らずに……。