ﾌﾟﾘﾝｽ学院

「ママ‥？」

「ん〜？」

冷蔵庫の中を見ていたママに声を掛ければ、振り返ると共に冷蔵庫の扉を閉めた。

「ママは、お婆ちゃんに学院の話し聞いたんでしょ？学院の名前は？」

「あら、何だったかしら‥？‥ﾌﾟﾘﾝｽ学院だったかしらね？」

ﾌﾟﾘﾝｽ‥
よりにもよって‥ﾌﾟﾘﾝｽ‥
ネーミングセンスまるで無し！？大丈夫かよ〜いかにもな名前‥

愕然とする私にママは素敵なネーミングセンスねっ☆
‥って、微笑み掛けて来た。マジで‥マジでゆってますか？物凄いネーミングセンスだよ？！

良く‥よぉ〜く考えよね！？
今時ないよ？！
物珍しいよ！
友達に‥「何処に通ってるの？」って聞かれたら、

「ﾌﾟﾘﾝｽ学院‥てへっ♪」
って答えるしか道はないよ？！恥ずかしさをごまかすにはおちゃめに対応するしか道は残されてない上に、
就職の際には‥

ﾌﾟﾘﾝｽ学院卒業って書かないとﾀﾞﾒ何だよ？

って、ママに目だけでテレパシー送ったけど圏外らしい‥。