プリンス学院
いきなりお城?!
あれから数日間、なんだかんだで色々調べては見るものの‥詳細はまったく持って不明‥
気付けば卒業式の日を迎えていたのだった‥。
何なんだか?
色んな人に聞くけれど、「知らない」って言われるばかり‥。
友達なんか
「夢の話?‥寝言は寝てゆうものよ‥?」っておでこに手を当てられた‥。
ムキーッ!!
その顔を見て
「珍獣の様ね‥」
って、待てぃ〜!
とツッコミする前にスタスタ席に帰られた。
ツッコミ入れる為の‥この手‥手‥
切ねぇ‥
先生のお別れの挨拶と共にシクシク聞こえる生徒達の鼻をすする音‥。
私の頭の中は先生のお別れ話より、これから通う事になるプリンス学院で一杯だった‥
気付けば教室には私一人というもっと切ない光景になっており、慌てて家へと帰宅した。