プリンス学院

「えっと‥そのイイナズケとやらは、漬物のイイナズケ‥だよね?」

おずおず口を開けば、ゆなは数度瞬きして‥急に笑い出した。


どしたの?
笑いのツボ壊れたのかな?

「鈴〜、面白い!漬け物ってなぁに〜?!ぁははっ」

何だろ‥
その反応‥

「鈴、この学校には許婚居るから来たんでしょ〜?鈴の許婚はいいねぇ!結婚したら毎日楽しめるもんっ」

許婚居るから‥?
いやいや、入学試験なかったからの間違えっ

あれ?結婚‥

はぁあああ?!

「けけけけ‥結婚とやらは誰と誰がするのでしょ?」

大慌て気味な私にゆなは
「鈴と許婚?」

さも当たり前の様に答えてくださいました〜


まてぃっ!

「そ‥そんなのは聞いてません‥けど」

私の言葉きょとんとするゆなは‥本当にって聞くから本当にって答えた‥
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