女王様とおよびッ!
女王様の雨


その日は朝から雨で―


「緋口、ちょっと頭を冷やせ。」


彼女の傷に、きづけなかったんだ…。


「…はい。すみません。」


珍しく緋口先輩がミスしたようだ。いつも完璧に仕事こなしてるから、先輩のミスを目のあたりにしたのは初めてだったりする。


デスクに戻った緋口先輩にコーヒーをだす。
いつもはちらっとこっち見んのに…相当へこんでんのかもな。







< 21 / 80 >

この作品をシェア

pagetop