女王様とおよびッ!


きつい言葉をなげかけたら、抱きしめられて。


「ちょ、離して!」


そんなに優しくしないで。あたしが、弱くなる。

崩れてしまう。


腕から出ようとしていると、


「離さない。」


いつもよりずっと低い声…男の声でいわれた。


そしてもっと強く抱きしめられる。




彼に抱きしめられるのが、嫌だと思っていない自分に戸惑う。








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