女王様とおよびッ!


杏奈さんに緋口先輩の住所を教えてもらい、部署をでた。


タクシーを待っていると、昼を食べてきたのだろう、津田がきた。


「何してんの?」


「上司が熱だして。」


津田は俺と、俺によりかかり意識が朦朧としている緋口さんをみて、にやけた。


「なんだよ。」


気持ち悪いな。
俺がそういうと、津田が、


「食うなよ?」


と、ぼそっといった。


「なっ…!?」


動揺したけど、ちゃんと津田を一発殴った。


病人食うわけねーだろ!
…食いたいけどね。俺も男だし。


そんな事をしているうちに、タクシーがきた。








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