女王様とおよびッ!
「津田ぁ〜。」
客室からでた俺は、真っ先に津田のもとにいった。
「どうした?随分静かだったな。」
俺は津田を休憩所につれていき、客室で言われた事全てを津田に話した。
「ったく、明日から営業部だし、最悪だよ。」
しかも専属部下だから給料はたいしてあがんねーし。
「それは災難だな…。」
「だろ!?営業部とかまじねーよ。」
「いや、営業部じゃなくて、専属部下だよ。上司、緋口さんだろ?」
?
俺はむしろ専属部下でラッキーだと思ってんだけど。
「何で?」
津田は俺を驚いたようにみた。
「おまっ、知んないの!?緋口藍子、営業部の女王様。人づかい荒くて、つぎつぎ専属部下がやめてくって有名だぞ!?。」
じょ、女王様だぁ!?
「しかも彼女の専属部下は1人で、通称下僕。」
「はぁぁぁぁ!?」
こうして俺は緋口藍子の専属部下、いや、女王様の下僕になってしまったのだ。