女王様とおよびッ!


シカトして休憩室をでようとする。
こんなの相手にしてられっかよ。こっちは機嫌が悪いんだ。


「うぉっ」

「シカトはなくね?」


腕を急につかまれ、思わず前のめりになる。


「何なんすか?」


もうやだやだまじやだ。

どろどろした黒い感情にのみこまれる。


先輩はあのあとこいつとキスしたの?
俺ん時みたく甘えて、艶のある声で鳴いたわけ?
俺の犯した唇は上書きされたの?






< 57 / 80 >

この作品をシェア

pagetop