女王様とおよびッ!
女王様と下僕
現在、営業部署前。
ダークグレーのスーツをきて、俺は大きく息をすいこんだ。このスーツは気合いをいれる時にきる。
「あれ?君、もしかして今日から営業に入る子?」
扉を開こうとした瞬間、ふわふわの髪が可愛い女の人に声をかけられた。こんな人も営業部にいんだな。
「はい、神楽坂真尋です。よろしくお願いします。」
「私は高坂杏奈。よろしくね♪」
杏奈さんかぁ。外見にあってる名前だな。
「真尋くんは、藍子の専属部下になるんだよね?」
「はい。」
杏奈さんの専属部下だったらどんなによかったか。
「藍子は厳しいけど、根は優しいから。専属部下、頑張ってね。」
杏奈さんは、緋口さんの友達なんかな?何か、そんなに悪い人じゃなさそうだ。…なんて、人の意見に左右されやすい俺。