女王様とおよびッ!
「ここが藍子のデスクだょ。真尋くんは隣ね♪」
ファイルがぎっしりつまったデスク。いかにも仕事してますって感じ。その隣には、殺風景な俺のデスク。
今日からここで仕事かぁ〜。
「おかしいなぁ…、藍子きてないのかな?」
杏奈さんは俺にお構いなしに緋口先輩(←こっちのが自然じゃね?)を探している。
まぁ俺は目が釣り上がったザマス系の上司(仮)といるより、たれ目の杏奈さんといたほうがいぃから、むしろまだこなくていぃし♪
「きてるわよ…煙草吸いにでてただけ。」
きりっとした声が背後でした。
「藍子♪ほら、今日から専属部下の神楽坂真尋くんだよ?」
よろしくおねがいしますっていうつもりだった。
のに…
俺は先輩にみとれてしまった。
意思の強そうな瞳、形のいい唇に白い肌。肩までのびた黒髪はそのままおろしている。
特に着飾ってないのにかなりきれー…