女王様とおよびッ!


緋口先輩が俺を見据えた。

「…これが足でまといにならないことを祈るわ。」


この人…性格悪!
さすが女王様ってか?人の事これよばわりしやがって!


「ちょ、藍子!」
「努力しまーす」


俺の声と、俺を庇う杏奈さんの声がかぶった。
今までの部下はこの性格が無理でやめてったんかな。まぁ俺はそう簡単にやめねーし?適当にうまく…


「だいたい、あたしの専属部下になるやつらは質が悪いのよ。」


ぬわぁーんですってぇ!?(※なんですってぇ!?)
前言撤回。ぜってー質のいい部下になっるし!最終的には俺がいないとだめだってこと、思い知らせてやる!!


そんなこんなしてるうちに、営業部の人達が結構出勤してきた。出勤時間は企画部より遅いんだな。


「あれっ新人くん?」

「よろしく〜」

「かっこいいね♪」


何か皆さん、意外にもフレンドリーだ。色んな人が話しかけてくれるし♪
真面目ばっかなんかなぁって思ってたけど、やっぱけじめある人達ばっかなんだな。






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