大切な君へ〜命をかけて守るから〜
だけどあきは、起きて来ない。
俺は、やっぱり信じられなかったよ。
あきは、まだ死んでないよ。
生きてるよ。
って思ってたかった。
でもあきは、もうこの世にいなかったんだ。
俺は、泣いてうまく声が出なかった。
俺は、あきが眠る病室で泣き叫んだ。
そしたら一瞬、あきの匂いがしてあきの笑ってる姿が見えた。
あきの最後の優しさだったんだ。
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