heaven
「え?」

「今すごくネガティブなこと、
考えたでしょう?」
「……なぜ……」

立ち上がったリフは妙に強い感じがした。
自分より背が高く
自分より明るく
自分より堂々としているような

「守れなかったのは先輩のせいじゃない。
 そうやって自分を責める暇があるなら、
俺たちで…変えましょう」
「……ごめん……」

謝らないで下さい、とリフが笑った。

なんと恵まれているのだろう。

それなのに

それなのに貴方は僕の大切なものを

奪うのですか。

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「リフ!」

声は届かなかった。



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